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ダニについて

2013年02月02日
【 番外編=ダニについて 】

鳥の外部寄生虫には次のようなものがあります

◆ハジラミ
鳥の羽毛に寄生する昆虫の一種
羽毛に穴を開けて食べたり、鳥の皮膚からの分泌物を食べる
大きさ0,5~1mm

◆ウモウダニ
鳥の羽の軸の部分に寄生 名前のとおりダニの一種
ハジラミ同様に羽毛を食べる

◆トリノミ
鳥に寄生するノミはスズメトリノミという種類
ご存知のとおりノミは吸血する昆虫の一種
北海道での発生が多い

◆トリヒゼンダニ
疥癬症の原因となるダニ 皮膚に寄生する
伝染率が高い 顕微鏡で発見できる

◆ワクモ
ダニの一種 昼間は止まり木やカゴの隅に潜んでいて
夜になると鳥の血を吸いに出てくる
鳥が夜騒ぐことで気づくことが多い
大きさ0.6~0.8mm

◆トリサシダニ
形はワクモと似ているが昼間でも吸血するため
常に鳥に取り付いている
大きさ0.5mm前後

◆スズメサシダニ
トリサシダニと並んで野鳥に多く寄生するダニ
トリサシダニとの区別はつきにくい


さて、この中で人にも被害を及ぼす可能性のあるものは
スズメトリノミ、ワクモ、トリサシダニ、スズメサシダニです

これらは野鳥に寄生して鳥の巣の中で増えます
ヒナが巣立ちするまでは人への被害はあまりありませんが
ヒナが巣立ちして吸血する相手がいなくなると
吸血する相手を求めて巣から出て行き
それが迷って人家に侵入してくると人を刺すことがあります


さて、ツバメさんたちですが

一度目の子育てでは、ダニの被害は少ないようです
しかし、二度目の営巣ではダニの数が増えてきます

そうなりますと、ヒナの場合は発育傷害を起こしますし
命を落とすことさえもあります
成鳥でも巣の中にこもっているママは
被害を受けて貧血となり衰弱するかもしれません

ダニの発生は、抱卵放棄や育児放棄につながると考えられます

一度目の営巣で、すでにダニが発生してしまった場合には
二度目の営巣では、もとの巣の近くに新しく巣を新築したり
以前の古巣が他に残っていれば、そちらに移動することも多いです


ダニって、イヤな生き物だと思いますよね
もちろん、刺したり吸血したりするダニもいますが
ダニもさまざま、本当にそんなに忌み嫌われるものなんでしょうか

ダニの種類は、ダニとして分類されているのが約6万種類もあり
名前も付いていないダニを入れると推定でも50万種以上ものダニが生息しています
ダニは、地球上のあらゆる場所に生息しており、水中でさえ存在しています

ダニは、自然の生態系の中で重要な役割を占め、地球の環境を守る役割を担っています
その多くは土壌中に生息しており、他の土壌動物と同様に
動物や植物の遺体などの有機物を分解し、自然界の命を循環させる働きをしています
小さい体ながらも地球上において非常に有益な生き物であり
人には不可能な作業をこなすある意味では優秀な生き物であると言えるかもしれません

ダニと言うと、ほとんどの人が拒否反応を示します
もちろん歓迎される動物でないことは確かです
ダニほど人に嫌われている生き物はない、と言ってもいいかもしれません
刺されると痒くなったり、吸血されるなんて、とんでもない
マダニなど、病気の原因となることもあり嫌われるのは当たり前ですね

ですが実際、人間に寄生するダニは、
ヒトヒゼンダニとニキビダニの2種類だけしかありません
ヒトヒゼンダニは、疥癬症の原因となりますが
ニキビダニのほうは、人の皮膚にいる確率は高いものの
異常に数が増えない限り皮膚に炎症を起こすことはなくほとんど無害です

鳥などに寄生するダニを入れても、人にカユミを与えるダニはごくわずかの種類にしか過ぎず
ダニのうちで人に不快感を与え害をなすダニは一割程度でしかありません
ほとんどのダニは人には無害なのです

しかし、そういう無害なダニも、ときには家屋内でも少なからず見出されることがあり
これらは屋外から迷い込んできたと思われるものが多々あります
そして、いくつかの種は屋内を好んで時には屋内で大量に発生することがあります
また、その人体に対する害のないダニを餌とするダニが
さらに大量発生する原因となることがあります


と、ダニについて、語り始めますと、とめどがありませんね
なにせ、推定50万種以上ものダニですからね~

以上のように、ダニのことも、少し知ってほしいと思いました
ダニだって、無駄な生き物ではないってこと、です
例えば、カビを食べてくれるダニがいなくなると
地球上がカビだらけになってしまうかもしれませんね


こちらを参考になさってみてください
東京都福祉保健局
(以下、転載、お借りしました)
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 どの住まいにも数種類のダニは必ずいます。まれに人を刺す種類もありますが、ほとんどは何の心配もない気にするのに値しない生物です。ダニは次のようなグループに分けることができます。

(1)血を吸うダニ
イエダニなど。
ネズミや鳥に寄生していたものが、室内に移りヒトを刺すことがあります。

(2)刺すダニ
ツメダニなど。
畳に潜んでおり普段はチリダニなどを食べています。畳や布団で刺されることがあります。

(3)アレルギーの原因になるダニ
チリダニ。
畳や布団、ぬいぐるみ、カーペットなどいろいろな場所に生息しています。死骸やフンがアレルギーの原因となります。

(4)無害なダニ
コナダニなど。
何種類もいますが直接人に害を与えないタイプ。

(5)その他
疥癬(かいせん)を起こすヒゼンダニやニキビダニのように人に寄生するものもいます。

(転載、ここまで)
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さて、ツバメに悪さをするダニは、前述のように
ワクモ、トリサシダニ、スズメサシダニです
可能な限り、ダニの発生を防ぐ工夫をして
もし、吸血性のダニが発生してヒナの発育に問題が起きたら
ダニを駆除することを考えてみてくださいね

◆こちらの記事をどうぞ
ダニの駆除について
(2010年06月26日記)


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ダニに関して | コメント(2)
コメント
のんさんへ
ツバメのヒナは、生れて何日くらいでしょうか
巣立ちが近いようでしたら、巣立ちを待って
巣立ち後に巣を撤去なさると良いと思います
ヒナがまだ小さいようでしたら、
ヒナを仮巣に移すことも考えてみてください
2014年08月25日記の「今年のダニ対策まとめ」をご覧くださると
参考になるかと思います
No title
質問です。家の車庫の上につばめの巣ができたのですが、車の上にダニが何万匹もうじゃぁっと沸いてきてしまいます...
毎年つばめが家に巣を作るのですが、こんなことは初めてで...
どうすればいいでしょうか?

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