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ツバメの親はヒナに貝殻を運ぶ、千年の時を越えて明かされたかぐや姫伝説の真相

2016年08月29日
バードリサーチニュース
ツバメの親はヒナに貝殻を運ぶ
千年の時を越えて明かされた、かぐや姫伝説の真相

2016年08月29日 著者:神山和夫さま


とっても興味深い内容ですので、ぜひご覧くださいね



さて、上記の記事に出てくる「子安貝」について

「子安貝」というのはタカラガイ科の巻貝のこと

タカラガイは、主に暖かい地域の熱帯から亜熱帯の海に生息する
世界中では230種ほどあり、日本近海には90種ほどが生息する
日本の固有種としては、リュウキュウダカラがある

大きさや色合いは種類によってさまざまである
貝殻の表面は滑らかさで光沢があり、美しい模様があり
まさに「宝→タカラ」と名付けるにふさわしい自然の芸術品と言える

ゆえに、
アフリカや中国では貨幣としても用いられていた
北アメリカでも神聖なものとして、儀式などで使う部族があった

日本においては、縄文遺跡から装身具として用いられたものが出土している
沖縄諸島においても、宗教的な装身具として使われてきた

その形状が女性器に似ていることから、安産のお守りとされた
その意味合いで「子安貝」と言われる


そして、
『竹取物語』に「燕の子安貝」として話にでてくるのであります



『竹取物語』の「子安貝」どんなお話だったかなぁ~、おさらい

かぐや姫に求婚したのは、5人の貴公子
それぞれに「かぐや姫」から難題を与えられるのですが
一人に、中納言石上麿足という人物がいました
(なぜか、この方だけは、実在の人物だそうです)
石上麿足に与えられた結婚の条件は
「燕の巣から子安貝を取ってくるように」でした

石上麿足は、家来たちから
「ツバメが子安貝を産むときがある
ツバメを殺してお腹の中を見たけれど子安貝はなかった
それは人が見ると消えてしまうものらしい」
と報告を受けます

石上麿足は、籠に乗って、ツバメの巣をのぞくと
まさに「子安貝」を産むところ、「子安貝」ゲット~~!
と、手のひらで「子安貝」を掴んだところで、
籠をつるした縄が切れて落下、気絶

そして、気絶してもなお大事に握っていた「子安貝」は、、
それは「子安貝」ではなく、ツバメの糞だったのです・・

うーーん、ざんねーん

腰の骨を骨折した石上麿足は意気消沈
病気も併発してしまって、力つきて亡くなってしまうのです

全く、頑張った甲斐=貝のない結果となってしまい
お気の毒な石上麿足でありました


という、お話だったのですが


本当は、ツバメが貝を産むのではなく
ツバメの親がヒナに食べさせるために貝殻を運んでいたのですね

ということになりますが

ツバメが貝殻を食べているとすれば
糞の中に貝殻が出てきてもおかしくはない

そうだとしたら、貝を「産む」と言うのも頷けるかな、などと考えております
石上麿足さんが握っていた糞の中にも
よーく探すと「子安貝」の貝殻があったかも?


私が観察した貝殻とペリットについてまとめてあります
ツバメが運んできた貝殻と、ヒナが吐き出したペリット

今のところ見つかっている貝殻は、タカラガイではないようです
本当に「子安貝=タカラガイ」の、貝殻が見つかると面白いですね



また、ヨーロッパのほうでは、バードリサーチニュースにも書かれているように
ツバメが海から運んで来て巣に置く石「燕石」というものがあり
これは、ツバメが雛の失明を治すために海から運んでくるものだそうです

『燕石と呼ばれるものをよく見ると、二枚貝の蔕のような形をしている。これは石のように非常に硬く、かつ、燕の巣のなかから出てくるので、燕石と呼ばれるようになった。これを瞼の下に挟んでおくと、目に入った小さなゴミを取り除く効用があることから、燕石には広く眼病を治す効果があると信ぜられ、ただ単に目の中に入れるのみばかりか、それを粉末にして服用するような習慣も生まれた。』
燕石考:南方熊楠の世界より)

その石は、人の眼病を治すこともできる、と信じられていて
見つけた人は果報者になれる、と言われていたのですね


「燕石」は、
二枚貝のヘタのような形、石のように硬い
ツバメの巣の中から出てくる
瞼に挟めるくらいのもの、、とあります

まさに、私が拾った貝殻と同じような感じ?
これは、石じゃなくて、やっぱり貝殻じゃないかしらね~

また、この「燕石」を女性が身につけていると安産となるとのことで、
「子安貝」ともつながる話ですね



話は、飛びますが
月の裏側にかぐや姫が見つかったというお話もあります
興味があったら、検索してみると面白いですよ


≪追記≫
タカラガイ全般を指して「子安貝」と言うが
特に安産のお守りとしては「ハチジョウタカラガイ(八丈宝貝)」を指すことが多い
ハチジョウダカラ
鳥羽水族館「ハチジョウダカラガイ」




(2016 8/31 一部手直し再更新しました)


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コメント
しょうさんへ
こちらこそ、ありがとうございました
今年もいろいろ楽しませてくれたツバメさんにも有難うです
ツバメのねぐら入りを見にいらしたのですね
渡良瀬遊水地は、約10万羽のツバメの大群となるそうですが
100羽がそばで飛んでるだけでも圧巻でワクワクですね
渡良瀬遊水地の環境が、ずーっと守り続けられますように。
うちのツバメさんは、今頃どこにいるのかなぁ~
みんな無事に、と願うばかりです
2016
今年も子育て日記癒されました。
ありがとうございました。そしてお疲れ様です。
巣のしたに時々貝殻が落ちているのがずっと不思議で、いろいろ奥が深いです。

今日は渡良瀬遊水地へつばめちゃんたちのお見送りをかねてねぐら入りを見てきました。
広大な敷地でねぐらのポイントははずれましたが、遠くの方で本体の黒いかたまりが2ヵ所。1ヵ所で1万羽くらいでしょうか…近くに行きたかったです。
それでも自分のいたポイントでも100羽前後いて真横をビュンビュン(笑)可愛かったです。
9月の終わりにかけてこれから長旅へいざ出発ですね。旅の無事を祈りつつまた来年つばめちゃんたちの飛来を楽しみに、そして大家さんの日記も楽しみにしてます(^ー^)

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