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ダニ駆除に使う除虫菊の粉と使い方

2016年07月29日
ダニ駆除するのに「除虫菊の粉」を選んだわけ

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それは、

殺虫成分のピレトリンが
鳥類への安全性が高いこと
即効性があること
毒性の自然分解が早いこと 

そして、「粉」であり
溶剤が使われていないこと



スプレー式などの一般殺虫剤合成ピレスロイドは、その溶剤が問題
殺虫剤には、石油系溶剤やアルコール系溶剤が使われていることが多く
その溶剤が気管へ入った場合、化学性肺炎を起こす可能性がある 
その他、
嘔吐、めまい、痙攣、吐き気・下痢・唇や舌のしびれ・くしゃみ・鼻炎・頭痛
と、副作用が記されている


殺虫成分のピレスロイド自体よりも
殺虫剤に使用されている溶剤が身体に影響する

粉は、溶剤が使われていない点で安全
巣材の下に振っておくことができる




ところで、
天然成分の除虫菊の粉の安全性は高い、とはいうものの
ツバメのヒナちゃんに、100%安全なのか?
ということについて、私なりに記しておきたいと思う


除虫菊の殺虫成分のピレトリンは、
「昆虫類、両生類、魚類、甲殻類等に強い毒性を示すが、哺乳類、鳥類にはまったく影響はない」
と、蚊取り線香の説明には書いていある


毒性って、どういう作用なのか?

『ピレスロイドが昆虫の体内に入るとすぐ神経系に作用して、反復興奮による異常興奮および興奮伝導の抑制を起こし、痙攣、麻痺に陥らせます。一方、人など温血動物の体内に入った場合、ピレスロイドは酵素の力で速やかに代謝されます。しかも私たちの身体は昆虫と違って神経系が複雑なため、中枢神経に作用する前にほぼ解毒されてしまい、毒性を示さないというわけです』
『「ピレスロイド」とは、除虫菊に含まれている天然の成分(天然ピレトリン)およびこれと化学構造のよく似たピレトリン類似の合成化合物(合成ピレスロイド)の総称です。』

身近な化学探訪より↑)


「プレトリンは恒温動物の体内に入った場合
中枢神経に影響を与える前に酵素の力によって代謝されて解毒される」

ということは、言い換えれば、解毒には酵素の力が必要ということになる


大量のピレトリンが体内に入ったら、多くの酵素の力が必要となる
解毒に必要な酵素が不足したら解毒作用が弱くなることも考えられる


人とツバメの場合を比べてみることにした

体重
・人 ⇒ 50キロ
・ツバメ ⇒18グラム前後ツバメかんさつ全国ネットワークより)


この体重の差を鑑みると、人には少しの量と思えても
小さいツバメさんにしてみれば、すごい量となるのは明らか

例えば、ツバメさんに、0.1グラムの除虫菊の粉を使ったとしたら
人の体重50kgに換算すると、277.7グラム


粉のほとんどは除虫菊自体を構成している物質であって、粉全部がピレトリンではない
粉の中にピレトリンがどのくらい含有されているのか?

ってことになるんだけど

蚊取り線香の場合、
『ピレトリンの製品への含有量が0.1%ほどなら防虫の、
0.3~4%ほどで殺虫作用を持つといわれます。』
と、記されていた

除虫菊の粉は殺虫効果が高いので0.3~4%より低いことはない

で、

ピレトリン含有量を計算すると
277.7グラム×0.4⇒111グラムとなった


次に、この量がどんな意味を持つかです

※ピレスロイド剤 ヒト経口推定致死量 10~100グラム
http://www.j-poison-ic.or.jp/ippan/M70219_0100_2.pdf

10~100、ってずいぶん幅があるが

ツバメさんの体重において
0.1グラムの除虫菊の粉は、経口推定致死量(ヒト 111グラムと同等)
0.01グラムでもすでにピレトリン経口推定致死量の範囲(ヒト 11.1グラムと同等)


あくまでも「経口」ではあるものの
以上のことより

除虫菊の粉の安全性は高いとは言っても
小さな体のヒナちゃんが
直接体内に取り込んでしまうような使い方は良くない

ということになる


なので、除虫菊の粉の使い方としては

ヒナちゃんに直接粉を付けることはあまり好ましくない

だけど、もし、ヒナちゃんに粉を付けてダニ退治したい時には
ヒナちゃんが、粉を食べたり吸い込んだりしないように
頭部は避けたほうが良いと思う
柔らかい筆に除虫菊の粉を付けて
粉が舞わないようそっと体を撫でるようにして付ける

羽繕いの時に粉を食べてしまったりすることも想定されるので
ダニ駆除後に出来るだけ粉を払ってあげることも大事となる
これも、柔らかい筆を使うと良いのではないかと思う


しかし、わずかな確立だとしても
ヒナちゃんを危険な目に遭わせることは避けたいので
なるべくなら、ヒナちゃんの体に粉を付けないほうが良い

同じ理由で、アルコールなども使ったことはない

ヒナちゃんの体に付いているダニの数より
巣の中に潜んでいるダニの数のほうが断然多い
ヒナちゃんたちを、一時避難させておいて
巣に除虫菊の粉を振れば、ダニの問題はほとんどの場合解決する

ダニを一気にゼロにしようと神経質になる必要はないと思う
ヒナちゃんの体に付いたダニは自然に落ちて行く、
無理して殺虫しなくても次第に離れていなくなる←経験上
落ちたダニも巣に粉を振っておけば死滅する

巣をそのまま使うことが心配であれば
籠などの人工巣にヒナを移動させると良い
その際、人工巣の底にも
ヒナちゃんに付かない工夫をして粉を振っておくと安心

もし、ダニが原因でヒナちゃんが弱ってて保護した場合は
体に付いたダニの駆除よりも、給餌を優先することのほうが大事
体力のないヒナちゃんにとって、人の接触と殺虫剤は強いストレスとなる
弱っている時の餌は甲虫類などの硬いものは避けて
消化のしやすい白いミルワームや青虫などを選ぶと良い
餌は喉の奥の方に押し込んでやることで食べるようになる

ヒナちゃんに気力が戻ったら、親に戻す努力をしてあげよう

ヒナちゃんの体力が回復して元気になると同時に
不思議とダニもいなくなっていることも多いようだ


どういう使い方をするにせよ
他の殺虫剤やアルコールを使うより除虫菊の粉が安全で、
効果が高いことは間違い無いと思う



粉は細かいので飛び散らないよう、そっと扱うように
粉を吸い込むとくしゃみや咳が出るかもしれません、お気をつけて

「メルクマニュアル医学百科 家庭版」殺虫剤中毒によると
ピレスリンやピレスロイド、これらは花に由来し、通常は人間に対して毒性を示さない
(極端に多い量を食べたりすると解毒が間に合わないかも)
ピレスリンはアレルギー反応を引き起こすことがあるが、ピレスロイドはほとんど問題を起こさない
(自然の物か、人工物かの差かな)
ピレスリンのアレルギーは、くしゃみ、流涙、せき、ときには呼吸困難
ただし、症状が重くなることはほとんどない
ピレスリンによる中毒症状は治療しなくても回復する


※ダニについての記事
カテゴリ「ダニのはなし」

※除虫菊の粉は
シロバナムシヨケ除虫菊から作られます
こちらの記事もご参考に⇒2016年07月16日

※柔らかい筆を使うやり方は、ハトの飼育時に行っていました
ハトは、そのあと、水浴びをさせて粉を落とさせました


大家はどの分野でも専門家ではありません
あくまでも大家自身の考えを記しています
ご自分の判断と責任においてなさってくださいますよーに


7月29日 更新
8月13日 一部書き直し更新
8月26日 文章手直し更新
2017.5月 文章手直し更新


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